住宅展示場やモデルハウスなどでよく見られる壁掛けテレビ。
部屋がスッキリ見えて高級感があるように見えますよね。
そんな我が家も壁掛けテレビです。
今回は壁掛けテレビのメリットとデメリットを紹介したいと思います。
壁掛けテレビの仕組みとは?
壁掛けテレビって見た目はシンプルでスッキリしていますが、
”一体どういう仕組みなの?”
と思う人も多いと思います。
壁掛けテレビは、ただ壁に専用のアームを付ければ良いというものでもないんです。
では一体どういった仕組みになっているのでしょうか?
壁に補強材を入れる必要がある
壁掛けテレビにするには、下地となる壁の内部に補強材を入れる必要があります。
テレビの壁掛けは壁の強度がなによりも大事です。
補強材の費用は大体5,000円くらいです。
設計士さんや営業担当さんに打ち合わせの段階で、早めに壁掛けテレビにしたい旨を伝えておきましょう。
後から補強材を入れてもらうとなると大規模工事になり、費用も5万円近くかかってしまいます。
壁掛けテレビ専用の金具が必要!
壁掛けテレビの金具も様々な種類の物がありますが、メーカーの純正金具と非純正の汎用金具の2つがあります。
純正金具でも汎用金具でも、どちらでも問題はありませんが、最近ではコストの面からも汎用金具を選ぶ方が多いようです。
金具のタイプ
金具はタイプによって稼動範囲が異なり、大きく分けるとアームタイプ、上下角度調節タイプ、無調節タイプの3つがあります。
- アームタイプ
様々な角度に対応できるので、コーナーに設置したり、部屋のどの位置からもテレビを楽しむことができます。値段は10000円~と他の2タイプに比べると割高です。 - 上下角度調節タイプ
上下に角度を調節することで、ソファに座ってテレビを見る時や寝そべって見る時など、シーンに応じて視点を変えられるのが特徴です。アームタイプと違って、調節できる角度は15度くらいが一般的です。
最近では、上下の角度に加えて、左右に移動できるタイプのものもあります。種類も多く、値段も安いものなら3000円程からあるようです。 - 無調節タイプ
角度調節ができないタイプのもので、常に正面を向いた状態になります。角度が調節できない分、テレビ端子と壁が干渉する恐れがあります。機能がない分、値段も一番リーズナブルです。
壁掛けテレビ専用金具のの購入場所、どこで買う?
壁掛けテレビの専用金具は家電量販店などの店頭にはほとんど置いてありません。
テレビの型番を店員に伝えて、取り寄せてもらう必要があります。
店頭での取り寄せは時間がかかる上に、メーカーの純正金具になるため値段も割高です。
そのため、ネットで購入するのが一番早く、種類も値段も自分で納得したものを選べます。
設置の際は金具とコンセントの位置に注意すること!
金具を購入する前に、テレビを設置する位置や高さを確認すると思うのですが、その際に必ずコンセントの位置も確認しておきましょう。
せっかく購入した金具がコンセントの位置と重なり、テレビが思った位置に固定できないなんてことがあります。
もし不安な人はアームタイプなどの自在性のある金具を選べば間違いありません。
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壁掛けテレビのメリットって何?
壁掛けテレビってどんな効果があるの?という方に、そのメリットをいくつか挙げてみます。
部屋全体がスッキリ、スタイリッシュに見える
部屋に入ってまず最初に目がいくのがテレビといっても良いくらい、部屋の中のテレビの存在は大きいですよね。
そんなテレビが壁に掛かっていると、部屋全体が広く見えスッキリとした印象になります。
壁に絵画を飾るような感覚で、見た目もオシャレに見えます。
コード類がスッキリ
工事が必要になりますが、テレビ配線も壁の中に収納できます。
配線が見えなくなることで視界の妨げにならず、映像に集中できます。
DVDプレーヤーやブルーレイなどの周辺機器も同様に、ケーブルは壁の中を通して配線をします。
CD管と呼ばれる配管を壁の中に仕込み、そこに配線を通していきます。
壁とテレビが一体となることで映像に臨場感が生まれる
テレビを壁掛けにすると、壁とテレビが一体になったように見えます。
すると、臨場感が生まれ映像にも迫力が出てきます。
耐震性に問題なし!むしろ安全!
壁掛けテレビは見た目がスッキリしますが、その反面耐震性に不安を感じる人が多いと思います。
壁掛けテレビの一般的な設置方法は、壁に専用の金具を取り付けてその金具にテレビを固定します。
最近は30kgを超えるような大きいテレビも多いですが、専用金具でしっかりと固定することでむしろテレビ台に置くよりも安定します。
薄型テレビのように安定しない物でも、壁に掛ければお子さんやペットが触って転倒するような心配もありません。
落下の心配もなし!
”壁掛けテレビって落ちないの?”
そう思う人は多いと思います。
耐震性に問題が無くても、見た目がシンプルなゆえに、ある日突然落下したらどうしようと不安に思うのも無理はないです。
しかし、金具を扱っているメーカーのほとんどは耐震試験を行っています。
対応インチや耐荷重には注意が必要ですが、設置するテレビに合った金具を選び、正しく設置をすれば落下することはまずありません。
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壁掛けテレビのデメリット
壁掛けテレビはメリットだけが全てではありません。
いくつかのデメリットも存在します。
テレビの配置変更が困難
壁掛けテレビの仕組みで説明したように、テレビを壁掛けにするには、壁の補強やコンセントを壁掛け専用にする必要があります。
そうすると、後からテレビの位置を変えるということが困難になってしまいます。
設計で間取りを決める際には、テレビの位置を十分考慮する必要があります。
取り外すと金具の跡が残る
壁掛けテレビは壁に補強材が入っていれば金具一つで取り付けられますが、一度取り付けると外した時に壁に金具のビス跡が残ります。
壁掛けテレビはテレビの買い替えが困難
寿命などでテレビ買い替える場合、壁掛けテレビの場合は少し厄介になります。
同じメーカーのテレビに買い換えるのであれば問題はありません。
しかし、メーカーの違うものを買うとなると、金具の種類が変わってきます。
一度取り付けた金具を外し、別のものを取り付ける必要があります。
また、テレビの大きさに関しても注意が必要です。
同じ大きさであれば問題ないですが、例えばそれより大きいサイズのテレビとなると、テレビを見る視点が変わってしまう恐れがあります。
角度が調節できるタイプの金具であれば問題ないですが、場合によっては金具の種類を変える必要が出てきます。
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まとめ
壁掛けテレビは、専用金具を用意したりと設置するまでの手間はかかりますが、費用はそこまでかかりません。
少ない予算で部屋全体がスッキリした印象になるので、個人的にオススメします。
配線も全て壁の中に収納され、テレビ周りが散らかりません。
また、テレビ台に乗せるよりも視点がやや上向きになるので、映像に迫力も出ます。
安全面においても、正しい設置方法を守れば、耐震性にも優れているので、落下する心配もありません。
見た目、安全性、コスト、生活環境。それぞれにメリットがあり、デメリットが少ないのが特徴です。
壁掛けテレビで悩んでいる方や検討している方、この記事を読んで少し興味が湧いた方、とりあえず補強材だけでも入れておきましょう!