注文住宅は、全てが順調に進むとは限りません。
トラブルで工期が伸びたり、再工事を行ったり。
色々なことが起こります。
そんなトラブルの多くは、確認不足が原因で起こることが多いです。
今回は、そのようなトラブルを未然に防ぐ為に注意したい点や大事な点を挙げていきたいと思います。
目次
打ち合わせの記録(議事録)は毎回きちんと保管しておく
打ち合わせを行うと、営業担当さんや設計士さんは、その日に決めたことや次回の打ち合わせ予定日、必要なことなどを議事録にまとめて残しておきます。
内容を確認して問題がなければサインをして写しを貰うのですが、議事録の写しはとても大切なので毎回きちんと保管しておきましょう。
”言った”、”言ってない”のトラブルを防ぐ
契約時の現場監督との図面確認や、のちに家が完成して引き渡しを受ける際の最終確認時に、この議事録がすごく役に立ちます。
というのも、最終確認として建築図面通りに正しく施工されているかを確認するのですが、打ち合わせで決めた内容が建築図面に反映されていない場合があり、そのまま着工し、完成してしまう事があるからです。
この場合、議事録があればきちんと打ち合わせをしたと主張することができ、後日工事のやり直しをして貰えます。
”議事録にきちんと書いてあります”
この一言が”すぐに”言えるか言えないかがとても大事です!
議事録にも記載がない場合
打ち合わせをしたのに、議事録に書いていないといった場合もあります。記載漏れです。
この場合、何か不備があったときに、すぐに対処できないのが厄介です。
議事録を書いた人に打ち合わせの記憶があればいいのですが、記憶がないと言われればそれまでです。
議事録にサインをする時、または議事録を渡された時は、内容をきちんと確認をしてから受け取るようにしましょう。
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我が家も打ち合わせで決めた事が図面に反映されていなかった
実際に我が家も、打ち合わせで決めたにも関わらず図面に反映されていないまま着工し、そのまま完成してしまった箇所があります。
それが壁のニッチデザインです。
ニッチとは、壁面をくぼませて作る”飾り棚”のことで、ちょっとした収納やアクセントとして多く活用されています。
↓ これが我が家のニッチデザインの壁です。手直し後です。
本来はここに額縁を飾る予定で、寸法の打ち合わせも行ったのですが、引渡し時にこれが全く反映されずに普通の壁が出来上がっていました。
そして不運にも、というより自分達のミスなのですが、議事録を全て捨ててました…!!
打ち合わせが進むたびに書類が増えていき、ある日整理をした時に必要無いと思って捨ててしまったんですよね。。
ここで初めて、現場監督さんから
”議事録は絶対に捨ててはだめですよっ!”
という軽いお叱りを受けましたw
最初に言ってくれよ…と思いつつも普通は捨てませんよね。。
結局、一度担当の営業さんに議事録の原本を見て貰い、連絡を待つことに。
そしたら、
「議事録にもニッチデザインの記載がありませんでした…。」
場所、サイズ、高さ、奥行き、メジャーを使ってきちんと打ち合わせをしたのですが…。
ここは一番楽しみにしていた場所でもあったので、正直落ち込みました。
ですが、後日担当の営業さんが設計士さん本人に確認をしたところ
『確かに打ち合わせをしました。記載するのを忘れました。申し訳ありません。』
という謝罪の電話をもらい、なんと言ったらいいか、申し訳ない気持ちになってしまいました。
そして後日、結局再工事をして貰えました。
一度壁を壊して、再度クロスの貼り替えです。
本当にこのときは色々な方にご迷惑をお掛けしてしまいました。。
皆さんもこのような手間にならないように、議事録は保管するだけでなく内容まできちんと確認しておきましょう。
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まとめ
議事録の大切さを分かっていただけたでしょうか?
打ち合わせの記録を残しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
ハウスメーカーによっては議事録を記載する習慣のないところもあるかもしれません。
しかし、その場合でもお願いをすれば、書いてもらえるはずです。
その方がお互いのためでもあります。
議事録は捨てない!記載内容はきちんと確認!
これをきちんと頭の中に入れて、打ち合わせを行っていきましょう。