こんにちは。
我が家は角地で比較的歩行者が多い場所に家を建ててあります。
その為、どうしても歩行者の視線が気になってしまいます。
特に朝の時間帯など玄関を開けたら歩行者と目が合うことが多く、それにストレスを感じることもありました。
そこで、何か方法が無いかと考えていたところ、生垣を思いつきました。
今回は生垣についてのメリットや、実際に生垣工事を行った時の話をしてみたいと思います。
目次
生垣のもたらす効果とは?
皆さんは生垣と聞くとどうった役割を想像しますか?
なんとなく目隠しの役割だけのように感じますよね。
しかし、実は生垣には様々なメリットが存在するんです。
まずは、簡単に生垣がもたらすメリットを挙げてみようと思います。
防音効果になる
生垣は周囲の音を和らげ、吸収する働きがあります。
角地など、車や人通りの多い場所には、車の音や人の話し声、足音などが気になりますが、生垣を設置することでこれらの騒音や雑音をほんの少し遮断することができます。
防風、風よけになる
樹木は強風や雨風に強く家や庭を守ってくれます。
生垣は木と木が密集して形成される為、少しの強風ではビクともしません。
ただし、根がきちんと根付くまでは支柱などでしっかりと固定しておく必要があります。
熱を通さず涼しい
生垣は、風通しも確保しつつ、温まった道路の熱や温風を遮断する働きがあります。
生垣は剪定次第で高さも自在に変えられるので、木陰を作り、気温調整にも適しています。
空気を浄化する
植物は、二酸化炭素を吸収し酸素を生むことで、空気を綺麗にする働きがあります。
リラックス効果がある
植物には街の景観を良くするとともに、見た目も涼やかで見ている人を癒す効果もあります。
キンモクセイやサザンカなどの花を咲かせる植物を生垣として採用することで、季節感を感じることもできます。
防火性に優れている
植物に含まれる水分によって、万が一火災が起きたときなど、火が燃え広がらないというメリットがあります。
また災害時において、ブロック塀などは倒壊する危険がありますが、生垣はそのような心配もありません。
最近では、そういった二次災害での被害を防ぐ為に、ブロック塀などを排除し、生垣や植栽を植えることを推奨する地域も多くあります。
生垣補助金などの助成金制度が増えているのは、そういった地域の災害や環境汚染を予防するという背景があります。
生垣に利用する木の種類を決めよう
生垣に適した木の条件は主に3つあります。
常緑樹であること
落葉樹ですと、葉が抜け落ち、目隠しの意味がなくなってしまいます。
葉や枝が枯れにくいものを選ぶのがポイントです。
葉が密に生えるものを選ぶ
選ぶ木の種類によって葉の大きさや細かさに違いがあります。
葉が細かい物を選ぶと、葉同士が密生して隙間が無く綺麗な生垣に仕上がります。
刈り込み(剪定)に強いものを選ぶ
生垣の良さは、自分たちで高さや幅を決めて刈り込みをし、それを維持できる所にあります。
ですが、刈り込みに弱いと、切った箇所から新たに伸びる枝に勢いが出ません。
勢いがないということは、新芽を出す力も弱く、生垣として成長するには適さないということになります。
生垣に使用される代表的な木の種類
レッドロビン
ヒイラギ
キンモクセイ
シルバープリペット
生垣工事にかかる費用
植える木の種類によって金額は変わりますが、我が家は妻の要望でキンモクセイを植えたのでそれなりの金額がかかってしまいました。
- キンモクセイ 1本6,000円 30本=180,000円
- 支柱工事 20000円
- その他残土、土搬入 17000円
合計で約220,000円です。
レッドロビンが一番安く、1本1,000円~ほどの単価のようです。
業者によっても値段は変わると思うので、色々な業者で見積もりを依頼しましょう。
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生垣補助金を活用しよう!
私の住んでいる地域では、みどりの保護及び緑化の推進を図ることを目的として災害防止に役立つ生け垣の設置を奨励しています。
我が家の地域での補助金は、生け垣1メートルに対して3,000円で、最大で3万円まで支給されます。
また業者に依頼しなくても、自身で生垣を作った場合でも申請は下ります。
DIYで生垣を作っても補助の対象なんです。すごいですよね。
家にお金が掛かる分、このように少しでも補助があるのは嬉しいかぎりです。
自身の住んでいる地域に助成金制度があるか確認しよう!
地域によって、制度の内容や補助金の額は違うかもしれませんが、恐らく私の地域以外でも似たような制度はあると思います。
また補助の対象となる条件等も細かく設定されていると思うので、まずは市町村のホームページをチェックして、補助の有無や内容を確認してみましょう。
申請方法
参考になるか分かりませんが、我が家が行った生垣補助金の申請手順を紹介します。
まず申請方法などHPを見てもよく分からなかったので、とりあえず市役所のまちづくり推進課と呼ばれる窓口に行きました。
すると、現場写真を撮りたいとのことで、後日まちづくり推進課の方が来られて施工前の現場の確認に来ました。
ちなみにこれが生垣を作る前の写真です。
そしてその際に、生垣設置奨励事業補助金交付申請書と呼ばれる書類を貰い、必要事項や必要書類を記入添付し、後日再び役所のまちづくり推進課に提出をしました。
交付申請額についてですが、私達の場合は申請の段階ですでに生垣工事を行う業者を決め、打ち合わせも終わっていたので見積もりも頂いていました。
ですので、申請する金額も分かっていたので素直にその金額を記入しました。
仮に、この段階でまだ業者決めや実際にかかる金額が不明でも、申請の書類だけ貰っておいて、あとから申請する形でも全く問題ありません。
そして実際に生垣が完成したら、再び役所のまちづくり推進課に生垣が完成した旨の連絡を入れます。
そうすると、今度は役所の人が生垣の完成写真を撮りに来ます。
この時に、以下のような生垣設置奨励事業補助金請求書という補助金の振込み先を記入する書類を貰います。
銀行口座等の必要な情報を記入するだけの簡単な書類です。
これを書いて提出します。
すると後日、生垣設置推奨事業補助金交付決定通知書というのが届きます。
これで、無事に申請は完了です。
この後、生垣設置奨励事業補助金確定通知書という書類が届きます。
これは、○月○日に補助金を振り込みますよ~という通知の書類です。
そして実際に、その日に補助金が振り込まれ、きちんと受け取ることができました。
受け取った補助金は上限の30,000円です。
生垣工事自体の工事日数は2~3日で終わったのですが、役所の申請に関してはかなりの日数がかかりました。
申請から3ヶ月近くはかかったと思います。
書類の提出が多くてものすごく疲れます。
また、注意点として必ず生垣工事にかかった費用の領収書を業者に請求しておきましょう。
申請の際に必ず必要になります。
我が家は、領収書の発行に時間が掛かった為、領収書はだいぶ後に提出したのですが、提出するタイミングは補助金交付決定通知書の後でも大丈夫でした。
ですが、領収書の提出も早い方がいいです。
実際うちはかなり催促されたので。
以上になります。
申請方法は各自治体によって異なると思うので、担当の窓口で確認してみてください。
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まとめ
以上のように、生垣にも多くの効果があり、各市町村でもそれらの効果を推奨する働きが多く見られています。
意外と知られていない補助金制度も各地方自治体に存在すると思うので、自分の住む地域の補助金制度を今一度確認しておくと良いでしょう。
外構工事は意外と費用がかかります。
生垣を設置することで、フェンスの予算を削ることができますし、剪定など手入れは大変ですが、それ以上にメリットが多いのも事実です。
緑のある家はとにかく素敵です。生垣があるだけで、建物が明るくなりますし、その効果も大きいです。
ぜひ皆さんも生垣作りを検討してみてください!