外構工事の打ち合わせをしていくと、ふと疑問に思うことがありました。
”駐車場って砂利じゃ駄目なの?その方がコストも安く済むし。”
確かに月極駐車場や店舗の駐車場などは砂利敷きが多いですよね。
一方で、一般家庭で駐車場を砂利敷きにしている家は少ないです。
”なぜなのでしょうか??”
調べていくと、これには色々と理由がありました。
今回はそんなコンクリート舗装と砂利敷きの違いについて、それぞれデメリットを挙げて比較したいと思います。
目次
砂利敷きのデメリット
砂利敷きには次の6つのデメリットがあります。
車体やタイヤに傷が付きやすい
砂利の上に車を停めると、車の出し入れの際に砂利が跳ねて車体を傷付ける恐れがあります。
また、砂利がタイヤの溝に挟まり、そのまま走行することでタイヤ自体を痛める恐れもあります。
車体が汚れやすくなる
砂利の駐車場は砂煙を巻き上げやすいです。
特に雨の日は地面が泥水で汚れ、車が汚れやすくなります。
砂利の量が減ってしまう
砂利の上に車を駐車すると、車体の重みでだんだんと沈んでいき、砂利の量が減ってしまいます。
また、車の出し入れで砂利が敷地外へ跳ねたり、大雨が降ると砂利が流れていってしまう恐れもあります。
定期的に砂利を追加していく必要があります。
雑草が生えてくる
砂利敷きの場合、雑草を防ぐ為に地面に防草シートを敷く必要があります。
しかし防草シートを敷いても、わずかな隙間や壁際を伝って雑草は生えてきます。
そのたびに草むしりをしなくてはなりません。
砂利は管理に手間がかかります。
雪の日は雪かきができない
コンクリート舗装であれば、スコップで雪かきをすることができますが、砂利敷きだとスムーズな雪かきが出来ません。
砂利や地面ごと掘ってしまい、泥だらけになってしまいます。
雪のよく降る地域にお住まいの方は、駐車場はコンクリートにしましょう。
砂利は水はけが悪く、車を傷めてしまう
雨が降るとジメジメしますよね。
砂利敷きは水はけが悪く、湿気を溜めやすいです。
その為、地面からの湿気が車体の下に溜まり、マフラーや車体の下回りが錆びる危険性があります。
一方、コンクリート舗装は、水はけが良く、湿気も溜まりません。
コンクリート舗装のデメリット
次にコンクリート舗装のデメリットを挙げてみます。
コンクリート舗装のデメリットは2つです。
施工後、すぐには駐車できない
コンクリートには養生期間が必要です。
養生期間とは、コンクリートを乾かして強度を高めるために必要な期間です。
ですので、その期間中は車の駐車ができません。
周辺のコインパーキングなどに停めるなどの工夫が必要になってきます。
《養生期間中の我が家の駐車場》
養生期間の目安はおよそ一週間
養生期間をどのくらい取るかは人によって様々ですが、通常は3日~7日程度取るのが一般的 です。
我が家の場合は、大工さんに一週間と言われました。
一週間ほどで通常の強度の半分ほどになるそうで、普通乗用車なら停めても問題はないそうです。
それでも心配性な私は、念のため2週間車を停めませんでしたw
ひび割れ(クラック)が起こる可能性がある
コンクリートは、養生期間の間、少しずつ凝固し固まっていきます。
そして乾燥することで収縮するのですが、その収縮の際にひび(クラック)が入る場合があります。
ひび割れを確認したら、すぐに施工会社に連絡をして補修をしてもらいましょう。
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我が家の駐車場を紹介
うちの駐車場はこのようにコンクリート舗装です。
後ろは、ガーデニング用として土にしてありますが、現在も手付かずの状態です…w
車を停めるとこんな感じ。
狭いので車のドアが完全に開きません。
荷物を積むのも、降ろすのも、持ち運ぶのも大変です。
もちろん駐車も大変です。
歳を取ったら多分駐車できないと思いますw
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まとめ
以上のように、砂利敷きはデメリットが多い ということが分かったと思います。
唯一のメリットを挙げるとしたら、コストが安いという点です。
コンクリート舗装に比べて、1/3程度の費用で済むのではないでしょうか。
それでも、
長期的な目で見ればコンクリート舗装の方が手間がかからず、ストレスは少なくて済みます。
砂利敷きのデメリットも、コンクリート舗装であれば全て解消します。
ですので、私は砂利敷きよりもコンクリート舗装をオススメします。