【資産価値】土地と家、どちらにお金を掛けるべき?【住み心地】

注文住宅を考えるにあたって、既に土地を持っている人以外は、当然土地探しからスタートすると思います。

そして土地の予算を決める上で、家にお金をかけるか、それとも土地(立地)にお金をかけるかを決める必要があります。

土地と家、両方にこだわりを持つ人もいると思いますが、金銭的に考えるとどちらかを妥協する必要があると思います。

今回は土地と家、どちらにお金をかけるべきなのかをそれぞれを天秤にかけて考えてみたいと思います。

家にお金をかける場合

まず最初に家にお金をかける場合のメリットとデメリットを挙げてみます。

メリット

①オプションや設備にお金をかけられる

オプションや設備の費用も馬鹿になりません。

床暖房や食洗機など、設備にお金をかけられるということは、それだけ住み心地の良い家になるということです。

② 理想の家を建てられる

家にお金をかけることで、家の形やデザインにもこだわることができ、間取りにも融通を利かせることができます。

趣味の部屋を作ったり、広々としたリビングや収納の多い家など、自分達の理想を形にすることができます。

また補足になりますが、家は角が多いとその分費用は高くなります。

例えば、左側のようなほぼ四角いお家は一番お金のかからない形になります。

しかし、このような家はシンプルでありきたりなデザインになってしまいます。

一方、右側のようなL字型の家は、デザイン性に優れ、見た目もオシャレです。

しかし、四角い形の家と違い、壁が多くなる分費用は高くなります。

家の形を自由に選択できるという点も注文住宅の良さですよね。

③ 大手のハウスメーカーで家を建てられる

大手ハウスメーカーで家を建てればそれだけで安心しますよね。

地域の工務店のような地場を中心とした小さい建築会社と比べると、大手ハウスメーカーの方が全国展開しているということもあって、従業員の数も多く、打ち合わせなどの段取りもスムーズに行えます。

また、保障の面やサービスの面でも安心できることが多いです。

またハウスメーカーごとに、ブランド力や施工方法が異なるため、当然坪単価も変わってきます。

ハウスメーカーを自由に選ぶことができるというのもメリットに一つになります。

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デメリット

① 建物には寿命がある!資産価値は将来的にゼロに

建物は建った瞬間から価値が下がっていきます。

中古住宅の価格を見ると分かりますが、築年数が経過している物件ほど安いです。

特に、家は新築から10年を過ぎると急激に安くなっていきます。

20年目以降になると価値はほぼ0(ゼロ)です。

どれだけ家に時間やお金をかけても、将来的にその価値はゼロになるということです。

② 周辺環境の利便性でどこか妥協をする必要が出てくる

家にお金をかける分、土地に回す予算は少なくなってしまいます。

良いなと思った土地でも予算を超えてしまったり、予算内であっても小学校は近いけど中学校は遠い、コンビニはあるけどスーパーがない、病院はあるけど駅まで遠いなど。

利便性においてどこかを妥協する必要が出てしまいます。

こだわりを持って家を建てても、周辺環境によってはせっかくのお家も住み心地が悪くなってしまいます。

土地にお金をかける場合

次に土地にお金をかける場合のメリットとデメリットを挙げてみます。

メリット

① 土地に寿命はない!土地には資産価値がある

土地の価値は、建物のようにゼロになるということはありません。

立地の良い場所など、場合によっては価値が上がることもあります。

人気、価値の高い土地の条件

  • 駅から徒歩10分以内
  • スーパーや病院、学校、役所等が近い
  • 日当たりが良い、東南角地
  • 閑静な住宅街
  • 前面道路の増幅が広い

こういった土地は人気があり、買い手が付きやすく価値も下がりにくいです。

例えば、将来的に家を手放すことになった場合、立地の良い土地であれば売却もスムーズにいきます。

また、住む地域の再開発などで、近隣に商業施設が出来たり、幹線道路が新たに出来ると、人口も増え、土地の価値はさらに高くなります。

そういった土地を狙って購入し売却する、いわゆる土地ころがしをする人も中にはいます。

② 利便性のある場所だと老後の生活が安心

土地にお金をかけるということは、それなりに立地条件の良い場所ということになります。

駅に近い、周辺にスーパーや病院などが揃っているなど、利便性のある土地だと老後の生活がしやすいです。

利便性の悪い場所だとどうしても車は必須ですが、その車の運転も高齢になってくると難しくなってきます。

高齢者の危険運転による事故が連日ニュースになっていますよね。

車が必要のない場所に住むということも、老後生活する上で安心する材料の一つでもあると思うんです。

利便性の良い場所に住むということはとても大切なことだと思います。

デメリット

① 好立地の土地は価格が高く土地面積も狭い

条件の良い土地はそれだけ利便性も良いわけですから、坪単価も高くなります。

坪単価が高いということは、土地も広ければ広いほど価格は高くなります。

予算の範囲内で条件の良い土地を探すとなると、予算によってはあまり広い土地は望めないかもしれません。

駅前や都心部などは、商業施設や駐車場などが多く、宅地も少ないため、土地もあまり販売されていません。

販売されていても、ごくわずかな小さい土地である場合が多く、3階建てやビルトインガレージにしてスペースを有効に活用してた家を建てる必要があります。

② 家にお金をかけられない

土地に予算を多く使うことで、建物に回す予算に余裕がなくなってしまいます。

いくら周辺環境の良い場所に住んでも、家の中での暮らしが快適でないと注文住宅で家を建てた意味がありません。

憧れの注文住宅でも、予算の関係上妥協することが多くなれば、住み始めてもストレスも多くなり、後悔することも増えてしまいます。

住み心地というのは、土地と建物、両方がバランスよく存在することで成り立っているということを意識しなければなりません。

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まとめ

以上のように、土地にお金をかけるべきなのか、それとも建物にお金をかけるべきなのか。

皆さんはどちらを優先して家を建てますか?

ちなみに私は、土地にお金をかけました。

良い土地を選ぶということは、生活環境も良く、老後の心配や将来の資産価値としても優位になることが多いです。

そういった点から、土地を重視して家を建てることにしました。

しかし、やはり建物に予算を多くかけられなかった分、間取りやオプションなど希望するものを全て採用するというのは難しかったです。

ですが、オプションをそこまで追加しなくても、近年のハウスメーカーは標準仕様でも十分に充実していて、間取りやデザインも通常の戸建住宅とは比べ物にならないほどオシャレになっています。

建物にお金をかけられないからといって、決して住み心地の悪い家やデザイン性に劣った家になるといったことはありません。

予算の範囲でも充分に満足した家を建てられるのが注文住宅の良さでもあります。

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